シャンプーの選び方 その1

世の中にはたくさんの種類のシャンプーがあり、どうやって選べば良いのかお悩みの方も多いともいますので、美容師暦25年の私が少しでもご参考になればと私の考えを書かせていただきます。

まずシャンプーの目的は何?

と再確認してみると
「そんなのわかり切ったことじゃないですか!」
という声が聞こえてきそうですが、

そうです、シャンプーの第一の目的は髪や地肌に付いた汚れを落とすということです。

決して髪の毛をつるつるサラサラにするのが目的ではありませんよね。
現在販売されているシャンプーで洗浄力不足のものはありませんが反対に必要な油分まで落としてしまっているものがあります。

それは安価な界面活性剤(本来なら混ざらない水と油を混ぜるもの)を使用しているシャンプーです。
この界面活性剤は台所洗剤と同じタイプのもので中華料理を作ったフライパンの油も落とすほど強力なものです。

髪を洗えばどうなるか想像できますよね!!

そうです。
ギシギシになります。

30年以上前、週に一回か二回しかシャンプーしないのが当たり前の時代なら汚れが取れてよかったかもしれませんが今の時代では洗浄力が強すぎます。
なのでメーカーはシリコンや特殊な油分を入れて、手触りを良くしているのです。

決してシリコンは悪いものでも怖いものでもありません。
本当に注意しなければならないのはどのような界面活性剤が使われているかまたその配合です。

  石油系
  高級アルコール系
  アミノ酸系

と色々な界面活性剤の種類がありますので、担当の美容師さんにシャンプーする頻度、髪のダメージ度合いなど考えてアドバイスもらうとよいですね!!
次回はノンシリコンシャンプーについてお伝えします。

  • 2015.11.24